こどもかがく絵じてんのイラストの描き方紹介

今日は、4月に発売になりました、「こどもかがく絵じてん(三省堂様)」のイラストの描き方をご紹介します。

主にアイデア出しからラフ制作までの過程を書きます。

アイデア出し

担当の編集様より、本の判型や絵を描くサイズ、内容などのご指示を頂きます。

サイズ等をふまえてクロッキー帳にアイデア出しをします。

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私の場合は、クロッキー帳に描いたアイデア出しの絵が自分では好きなので、このままの味や可愛さを残しつつ、修正やアイデアを加えて行き、イラストに仕上げます。

ラフ案作成

提出するラフ案を製作します。

(クロッキーの絵は味があるので、そのまま取り込んで彩色に進む場合もあります。ただし、余分な汚れを取り除く作業がとても大変な時もあります)

今回は線をはっきりと綺麗に取り出したいので、一度トレーシングペーパーで写し取ります。

写し取る作業の中で、線やバランスを整えることが出来るので便利な方法です。

その後、画用紙に写します。

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顔は命なので、最初のアイデア出しのクロッキーも参考にしながら、進めます。

線に強弱を加え、細部を決定したら、ラフ案が完成です。

こちらを確認して頂き、全体のOKが出たら彩色に進みます。

Photoshopで彩色します。

こちらが完成した画像です。

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三省堂 こどもかがく絵じてん イラストレーター なかじまともこ
こどもかがく絵じてん 三省堂 イラストレーター なかじまともこ


今回のイラストの描き方は以上です。

皆様の参考になればと思います!