イベント用にイラストを自宅のプリンターでプリントアウトをするコツ

ワインとハリネズミ

イラストレーターが個展やイベントに出る時は、自作のイラストでポストカードなどを作りたくなりますよね。

ここに簡単にコツを書いて、皆さんにシェアしたいと思います。

2019/4/9 記事を加筆修正しました。

失敗作を少なくして、環境に優しくポストカードを作ろう!

今でこそ、ネット印刷や、キンコーズなど便利なサービスがありますが、

私が10年以上前に個展やグループ展をしていたときは、家のプリンターでプリントアウトするのが普通でしたね。

いま、出展する「デザインフェスタ」の準備をしているのですが、

ネットプリントに頼む部分と、自宅でプリントアウトするものとに分けようと計画しています。

実は、あんまり自宅プリントをするのに乗り気では無く、少し先延ばしにしていました。

なぜかと言うと、自宅プリントで凝りすぎると、沼にハマるのです。
失敗作ばかりが山のように出来てしまい、「エコじゃ無い(環境に悪い)」と経験から感じていたのです。

原画に近く複製するにはそれなりの時間と、努力と、紙代、インク代が必要で、

この時代に合わないなぁと、思っていたのですよね。

なので、データがしっかりしていれば失敗の少ないネットプリントを、最近は利用していました。

しかし、実は今日、ネットプリントの会社からいくつか印刷が上がってきたのですが、1つが明らかに失敗していました。

私の入稿ミスで絵の色が薄くなってしまい、売り物にならないものを作ってしまいました。(これも貴重な経験ではありますが、、、)

そこで、本腰を入れて再び自宅でプリントアウトを始めましたが、10年以上前にプリンターと格闘していた経験がよみがえってきましたので、ブログに書いてみました。

コツが分かれば、美しいポストカードや作品が最短で出来るし、ムダが出ませんよね。

それをもってエコとしましょう!!

あくまで、私の経験と考えに基づいたコツではありますが、良かったら参考にしてくださいね。

①紙について

もちろんプリンターメーカーの専用紙を使ってもいいのですが、ちょっと薄手ですよね。

私はイラストをプリントする紙は厚手の「高級水彩紙や版画紙」を使っています。

ワトソン紙、ブレダン紙、キャンソン紙、国産ではヴィフアール水彩紙あたりがお気に入りです。

私が最近ポストカードのプリントで使っているのはこちらのポストカードです。

イラストのタッチが素朴な場合は、ポストカードも素朴な出来上がりがいいですよね。

(プリントする作品が写真の場合は、少し違うと思いますので、お好みで。)

②データを作る際の注意点

まずは画面で見て、ベストな画像を作ります。

そして、プリンターで一度、試しプリントをしてみます。

その試しプリントを見てチェックした方がいい4つのポイントとしては、

「黒が締まっているか」
→黒いところは黒く出ているか、黒がねぼけていないかチェック。

「カラーバランスが狂っていないか」
→例えば人間の肌色が悪くなっていないかなど、カラーバランスを見て色相環のズレをチェック。

「絵の印象がずれていないか」
→原画と見比べる。
 例えば、ふんわりした印象の絵であれば、それを無くしたくないなど、自分の感覚を大切に。

「ぼやけていないか」
→アナログ絵の場合は、スキャナーで取り込むときにガラスから浮いている状態で取り込んでいなかったかなど、結構大切です。
絵の濃度が薄い場合は、全体の色を濃くしたり、など。

③プリンターの設定

プリンターの会社によって設定の名称は違うと思いますが、だいたいこのような感じです。

少し時間をかけて、ご自分のプリンターの設定を良く見ると良いと思います。

《コツ1》
「プリント」をクリック→「用紙の選択」を「高品位専用紙」など、プリントの質を重視する紙の設定を選ぶ。

例えば、水彩紙を使う場合、専用の設定が無いので「普通紙設定」にしてしまいがちですが、

たとえ「高品位専用紙」を使っていなくても、プリンターの設定を高品位にしてしまうと、とても細かな品の良いプリントが出来ます。

試しに、使う紙が普通紙でも「高品位専用紙」の設定でプリントして見てください。それでもとても上質に出来る事に驚くでしょう。

あとは他に気になる紙の設定があれば、一度は試して見ると良いです。
もしかしたら、自分の感覚に合う設定があるかもしれません。

《コツ2》
そしてさらに印刷品質のタブを、「きれい」や「高品質」にします。

標準や、この図にはないですが「早い」などに設定すると、プリントの速度は早まりますが、印刷の質は落ちます。
これでグッと綺麗なプリントが出来るようになります。

《コツ3》

私は家のプリンターでなかなか上手くいかない場合、イラストのデータを家プリント用に別に作っているときもありました。

しかし、画像データを家プリントのために調整するのではなく、プリンターの方の設定で濃さを調節した方が楽です。(下の画像はプリンターの設定です)

イラストレーターなどでデータを作っている場合は、画像の印刷されない領域に「濃度を10アップ」など、自分用のメモをしておくと便利です。

以上、私のプリントの仕方をご披露しました!

皆さんはどのようにプリントしているのか、気になるところではありますが、

どうぞ試して見てくださいね。

ワインとハリネズミ

『今日の一枚』ワインとハリネズミ(サイズL版)

デザインフェスタで売る予定のオリジナルプリントのイラストです。

ワインの横で眠っているのは誰かな?

ハリネズミも良い気分になっています。

会場に遊びに来てくださいね〜〜!(終了しました)

なかじまともこ 今後のイベント参加予定はこちら

鉛筆画イラストレーターなかじまともこ個展が決定しました。

ぜひ遊びに来てくださいね!

中島智子個展開催決定

真夏のデザインフェスタ2017/8/5(土)・6(日)に出展します♪(終了しました)

私のブースNo.C-150〜151です。

広〜いデザインフェスタの会場の中で、3箇所に別れて、3人ずつでグループ展をします!
3つのブースの分布図は下にありますので、見てください。

みなさん、遊びに来て下さいね!!

ニャキニャキ展のホームページはこちら

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ニャキニャキDM

真夏のデザインフェスタ配置図

 
 

イラストレーターなかじまともこ(中島智子)のポートフォリオサイトを作りました。ぜひご覧ください。
https://portfolio.nakajimatomoko.jp


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